「2020年07月」の投稿一覧
[ 投稿日時 ] 2020/7/30 14:16
[ カテゴリ ] yahoo知恵袋
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yahoo知恵袋にて宝石・リフォームの「専門家」として
皆さまな素朴なご質問に回答しています。
ベストアンサーに認定されたものをこちらでもご紹介していきます。
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(質問)
立爪のエンゲージのリフォームについて。
過去の同様の質問も、色々拝見しましたが、質問させて頂きます。
40年前の、0.3ctまさに立爪!と言う指輪です。
ネックレスにリフォームしようか
と考え中なのですが、デザインに悩んでいます。
ダイヤは、0.3ct覆輪と、2ct 一点留め(カラー、クラリティは少しおちるもの)を持っています。今回の石も0.3なので、4点または6点留めの一粒にするか、または、メレで周りを囲み華やかデザインにするか、と迷っています。
リフォームされた方、デザインや費用など参考にしたいので、情報いただければと思います。
リフォームは、主人共々お付き合いのある地元の時計宝飾店を通してお願いします。
(店長 越野の回答)
0.3カラットのダイヤは「6本爪」のデザインが最もスタンダードでオススメですが、お持ちのラインナップからすると思い切って「取り巻きの華やかなデザイン」も良いかと思います。
https://jewelry-kizuna.com/?page=price
こちらのページにてデザインや費用をご参考にしてみてください。
ご希望のデザインが具体的になればお付き合いのある宝飾店様でサンプルを見せてもらうことをオススメいたします。
サンプルがなくてもおそらく宝飾店のネットワークでサンプルを取り寄せなどをしてくれるかと思います。
満足のいくリフォームになればいいですね。
ご参考の一助になれば幸いです。
[ 投稿日時 ] 2020/7/29 14:36
[ カテゴリ ] 日々徒然
東京からお電話でリフォームのご相談。
ホームページをご覧になってお電話いただきました。
一通りお話を聞いてデザインのご提案をさせていただく運びになったのですが・・。
・ LINEはお使いになられていない・・
・ メールもうまく送れなくて・・・。
ということで・・・。
うーん、たとえお任せとはいえど、きちんとデザインの共有はしておきたい・・。
ひらめきました!

ご住所を聞いて、「見積書」をお送りすることにしました!
これならデザイン画像を出力してご覧いただくことができます。
当店のことを少しでもわかってもらえたらと思い、ニュースレターのバックナンバーもお送りさせていただきました。
古典的ですが、昔はこうやって仕事をしていたんですよね。
少し時間はかかると思いますが、こういうアナログな仕事もなんか人間味があっていいですよね。
仕事の効率化と言われる時代ですが、こういう古典的な仕事も悪くはないような気がします。
追伸 : こちらのお客さま。インターネットはご覧になられるみたいなのでWeb上にデザインをあげてご提案するというのもよかったな・・・後になって気づきました。
[ 投稿日時 ] 2020/7/28 17:07
[ カテゴリ ] ジュエリーの修理のこと
今日は少し加工に関する豆知識を。

結婚指輪はプラチナ素材で作られたものが多いですが、
プラチナにも種類があります。
一般的に多いのが「PT900」と言われる材質。
この900は、1000分の900を純プラチナ素材、そして残りの1000分の100はパラジウムなどの素材が混じった合金を意味しています。
その中で、たまにお見かけするのは「PT1000」と言われる素材。
純プラチナとも言われています。
実はこの「PT1000」素材がちょっと加工においてはやっかいな存在で・・。
素材の価値的には当然100%プラチナなので価値あるものなのですが、
柔らかいという特徴があります。
ちいさな小傷がつきやすいのもこの「PT1000」の指輪の特徴でもあります。
実はその柔らかさ故にジュエリーの制作には向いていないとも言えます・・。
いわば縁起物でもある結婚指輪。
「純プラチナ」が永遠の愛の象徴であることをイメージさせたプロモーションが各ブランドから展開されたことによってこの「PT1000」の結婚指輪をお持ちの方が少なからずおられます。
さて、話を戻して、この「pt1000」の指輪。
柔らかいが故にジュエリーの制作には不向きとご説明しましたが、その柔らかさを軽減するために「硬化処理」をされたものが多いんですね。
そして、その硬化処理をされた指輪はサイズ直しなどの加工を施した際に割れてしまう・・。そんなリスクがあるんです。
このような理由によって「PT1000のサイズ直し」はお断りするというお店も少なからずお見かけします。
当店も状況としては同じなのですが、お客様がはめれなくて困ってるのを見過ごすわけにはいかないので・・。
「破損無保証」
もし、加工の最中に地金にひび割れなどが生じても一切保証はできませんがよろしいでしょうか?
とお客様のご了承をいただいた上で承りをさせていただいてます。
こちらの指輪は指から抜けなくなって、消防署で切断をしていただいたのちにお持ちいただきました。

指輪の内側に「PT1000」と刻印がわるのがわかっていただけると思います。
皆様の結婚指輪の内側にも素材の刻印がされてると思うので一度、ご覧になってくださいませ。
お客様にご同意を頂いた上で、丁寧に加工を進めてまいります。
「破損無保証」というご了解をいただくのですが、過去に割れてしまったケースは一度もないのでおそらく大丈夫かと思うのですが・・。
また出来上がりましたら写真をアップしますね。
[ 投稿日時 ] 2020/7/27 17:46
[ カテゴリ ] 日々徒然
3連休明けの今日は少しバタバタ。
さて我が家の連休の過ごし方。
やっぱり世間の情勢を鑑みると、あんまり動きづらい・・・。
(本来は旅行とかにも行きたい気持ち満々なのですが・・)
せっかくなのでドライブしてきました。
雨中の京都ドライブです。
市内を走ってみたり、嵐山の方に行ってみたり。

ほとんど車が通っていない、
「嵐山髙雄ドライブウェイ」
ほんと偶然にも雨が止み、保津峡を見下ろせる展望台にて。
なんとこれまた偶然。
トロッコ列車が橋を渡る場面に出くわしました。
なんか、むっちゃラッキー(笑)
子供たちも大喜び。
思い切って遠出をしてみて良かったです。
今週もお仕事がんばります!!!
[ 投稿日時 ] 2020/7/22 14:07
[ カテゴリ ] 店長の独り言
「離婚したら婚約指輪はどうする?」
そのようなお客様から過去にリフォームや買取のご相談をいただいたことがあります。
僕自身は離婚の経験がないので・・。当事者の視点ではお伝えできないのですが、僕の視点で、そして過去の事例を用いながらアドバイスをさせていただきたいと思います。
また、「離婚」を前向きにとらえる方も多いかと思いますが、やはりデリケートなものですので、あくまでも個人の意見としてお汲み取りくださいませ。
1・ 離婚したら婚約指輪を返した方がいい?
返さなくてもいいと思います。逆に言えば、男性的には返されても困るのでは・・・。もし男性が返されたとすれば・・、ダイヤの行方は買取一択になると思います。
さすがに新たなお相手が見つかったとしても、前妻に一度、あげた婚約指輪をそのまま渡すのはお相手に失礼かと思います。
百歩譲ってもリフォーム(デザインを変えて)して差し上げることを進めたいと思います。
2・ 婚約指輪に罪はない・・
ご相談いただく方のほとんどが口をそろえて言われる言葉、それが
「婚約指輪(ダイヤモンド)に罪はないですよね」と・・。
まさしく同感だと思います。意外と当店にご相談に来られる方は気持ちの整理をつけられた方が多いのでしょうか?
とても離婚を前向きな一歩と捉えてリフォーム・買取のご相談などにこられる方が多いように思えます。
3・過去の事例から(婚約指輪の使い道のご参考に)
ご相談いただいた方の婚約指輪の行方をご紹介させていただきます。
「あっ、なるほど!!」と参考にしていただけるものも多いかと思います。
(事例1)
捨てようかな・・、買取ショップに持って行ったけど、少しもったいないな・・そう思われてご相談いただいた事例です。
離婚で不要になった指輪をペンダントに

(事例2)
ちょっと想像を超えた事例です。嫁姑関係と聞くと少しネガティブなイメージがありますが、一方で旦那との関係性以上に絆が深まることもあるようです。そんな離婚した旦那さんのお母様への感謝の気持ちが溢れる事例です。
離婚後の婚約指輪をリフォームして義母に感謝の意を込めてお返しを

(事例3)
やはり婚約指輪としてのカタチが残っていると否応なしに振り返ってしまう・・。そんな思い出と決別すべくリフォームをご決断された事例です。
離婚し、思い出と決別するためにダイヤの指輪をリフォーム

(事例4)
離婚される前に、しかもお相手とのペアの結婚指輪の買い取り相談も。
あっさりとしてご決断に女性のたくましさを感じました・・・。
離婚に伴って使わなくなったダイヤモンドの指輪をペンダントにリフォーム

(事例5)
離婚したご主人からもらったもの。家の整理してるときに出てきた25年間しまいこんでた1カラットのダイヤ。
お嬢さんに相談したら、あっさりと要らないと言われた物語がありました。
再婚をきっかけに前夫からもらった宝石をリフォーム

(事例6)
唯一、男性の方からご相談いただいたケースです。離婚した奥様から返されたそうです・・。成人を迎えたお嬢様にリフォームしてプレゼントされた事例です。
父から成人した娘に贈るダイヤモンドのネックレス

これらの事例に共通しているのは、皆様「ペンダント」へのリフォームをご希望になられていたこと。
やはり、アイテムの種類が変わることで、過去のイメージをすべて払拭させることができるのかもしれないですね。
4・最終手段は売却・買取
不思議なもので、売却してしまいたい・・。
そう考える方はあまり多くない現状があります。
やはり、冒頭の
「婚約指輪(ダイヤモンド)に罪はない・・」
だから有効利用できればとお考えになる方が多いのかもしれないですね。
当店ではダイヤモンドの売却・買取のご相談も承っています。

婚約指輪の査定は基本的には
ダイヤモンドの品質・グレードによる査定 + デザイン枠(地金の相場より算出)
で行います。
婚約指輪の鑑定書をお持ちの方はぜひご持参くださいませ。
(LINE・メールなどで鑑定書の画像をお送りいただければ概算のお見積りも可能です)
もし鑑定書がない場合は、査定が低くなりますので、当方指定の鑑定機関(中央宝石研究所)で鑑定書を取得させていただいた上で価格をご提示させていただくことをオススメしております。
5・まとめ
このお仕事をさせていただく中で、よく申し上げるのは宝石が持つ、
「物質的な価値」と「精神的な価値」
「大切な人からもらったものの心の価値を大切にしてくださいね!」
と常日頃からお伝えしている立場ですので、
さすがに離婚した時の婚約指輪のことについて、
「過去の思い出は忘れてくださいね・・」
なんて手のひら返しをしたことは言えないです・・・(汗)
大切なのは「未来へ向けて足を踏み出すこと」だと思いますので、
ぜひ皆さまにとっての「前向きな一歩」のお手伝いができれば幸いに思います。