死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の500日
[ 投稿日時 ] 2016/6/29 09:21
[ カテゴリ ] 読書
2011.3.11
何の日か覚えてますか?
日本国民であればほとんどの人が答えることが出来る日だと思います。
甚大な被害をもたらした「東日本大震災」
テレビで見て、多くの家が倒壊し、そして大津波によって多くの家が
流されている映像は衝撃的でした。
そして、日本を壊滅的な状況に追い込む恐れがあったのが、
福島第一原発。
未曾有の大事故に立ち向かう、吉田昌郎所長含め、原発の所員達の
壮絶な戦いを描いたノンフィクションの小説を読みました。
強烈にリアリティある内容です。
当時、原発が大変だ!ってことは何となくはわかっていても、
最悪のシナリオだったりとかってのは全く考えもしていなかったです。
でもこの本を読むことによって、最前線の人たちが、
何を考え、そして何のために戦い続けてきたのかってことが良くわかります。
まだまだ復興半ばと聞きますが、それでも少しづつ前進しているのは
原発を守り抜いた人たちの功績でもあるのかなって思います。
もし、最前線で原発が暴走するのを食い止める人たちが逃げ出していたら・・・。
考えるだけでも恐ろしいですね。
あたりまえのように過ごしている今の生活も、決してあたりまえではなく
とても恵まれているんだと実感させられますね。
ぜひ一度読んでいただきたい本です。