今年もアメフト
[ 2021/6/21 17:34 ]
今日は自分のライフワークともなっているアメフトの話を。
昨日、今年初めての試合が行われました。
無観客、その他色々な制約があるものの、
「今年も始まったな・・」
そんな思いにあふれています。
もう、フットボールのキャリアを数えることが難しくなってきました・・。
自分が何歳か?をふと忘れることがあるように・・。
30年以上の月日が経ちますね。
周りを見渡してもこの歳になるまで、こうやってフットボールのチームに携わってるのはほんの一握り。
輝かしい経歴があるわけではない自分を受け入れてくれるチームにも感謝ですし、送り出してくれる家族へも感謝です。
いままで地道に続けてきたご褒美かなって勝手に思っています(笑)
数年前に2シーズンほどチームのヘッドコーチをさせていただきましたが、今年はディフェンスのコーチをさせていただいています。
ヘッドコーチはチーム全体を俯瞰してみる必要がありますが、ディフェンスコーチとなると専門的な役割となります。
正直ヘッドコーチ時代はしんどい面も多かったのですが、今は自分の居心地のよい故郷に帰ってきたかのような(笑)
メンバーの協力もあって、とても楽しく取り組ませてもらってます。
歳が離れた選手たちと、Lineなどで
「あ~でもない、こ~でもない」ってやり取りをするのは、ほんと新鮮で刺激的です。なかなかできない貴重な経験ですね。
とは言っても一方では、あと数年で五十路に突入するようなおっさんですから、退路を考える必要もあるのではないか・・。
自分の存在が選手たちにとっての邪魔ではないか・・。
言ったら怒られそうですが、自分が20代の時の50手前の人って相当おじさんのイメージでしたから・・笑
そんなジレンマを覚えることもしょっちゅうです。
35歳で現役選手を終えて、コーチを始めたころはまだまだ情熱的で勝つ事への執着だったりも強く、がむしゃらにやっていたように思います。
歳を重ねていくとやっぱり自分の中で考え方も色々と変わっていくものです。
今は、自分の息子と言っても過言ではないような若い子たちがたくさんチームには在籍しています。
そんな息子のような選手たちに、このチームでたくさんの仲間、そして思い出を作ってほしい。
「ブルーインズに入ってよかった!!」
将来、振り返ったときにそう思えるようなチームであって欲しい!
自分がそうであったからこそ、同じような経験をしてほしい。
そう思うんです。
親心のような感じですね(笑)
昨年は新型コロナウィルスの影響で、上位リーグへの挑戦ができないシーズンとなりました。
1年越しのチャレンジになります。
歳の離れた弟のような、そして息子のような選手たちと目標に向けて進む過程を楽しみたいと思います。
チームが目標を達成し、微力ながらに貢献することが僕のチームでの最後の仕事であり、恩返しかなと思います。
その先にあるささやかな夢は・・。
まだ少し先ですが、本当の息子がアメフトをしてくれること(笑)
こればっかりは本人の意欲の問題、学力や進路の問題もあるので、まったく未知数極まりないのですが・・。
もし実現すれば、そのチームを応援することができればいいなあ~。
親が強要するのはよくないのでジッと成り行きを見守るのみですが・・・。
でもね・・。
昨日、むちゃくちゃ嬉しかったことがあったんです。
「今日、アメフトの試合どうやったん?」って息子が・・。
今までそんなこと聞いてくれたこともなったので衝撃でした。
「お~、勝ったで!!!」と答えると、かすかに微笑む息子を見ました。
それだけでも十分なような気がしてきました(笑)