営業はいらない 三戸 政和 著
[ 投稿日時 ] 2020/3/26 16:18
[ カテゴリ ] 読書
久々の読書レビュー。
実は、今、歴史小説の「飛ぶが如く」を読んでまして・・
これが10巻あるなかなかの長編。
ということで、平行読みしたこちらの本をご紹介。
「営業はいらない」
なかなか、センセーショナルなタイトルですが、とても
参考になりました!!
最近、よく言われる
「AIが人の仕事を奪う」
的な切り口ももちろん含まれてはいるのですが、それだけではない内容になってます。
確かに、いつしか僕も今の仕事において、「営業」というものをほとんどしなくなりました。
まあ「Webでの情報発信」「チラシ配り」とかを広義でとらえると
営業になるのかもしれませんが・・。
とは言え一般的な顧客リサーチをして、アポイント取って、相手のニーズを聞き取って、こちらができることを提案する。
そんな「営業」はまったくしてません。
一方、営業を受けるということも少なくなってきてるような気がします。
ちょっと話がそれますが、電話の営業で、
「ホームページの集客をお手伝いします!!!」
って元気溌剌、アプローチしてくる輩がいますが、
ホームページのプロであるなら、アナログな電話営業じゃなくて、
ホームページで集客しろよ!っていつも心の中でつぶやく自分がいます(笑)
まあ、確かにアマゾンに代表されるように、簡単に買い物ができるようになりました。
そして自分の趣味・思考を読み取って先回りした提案をしてくれます。
すごいテクノロジーですよね・・。今後、無人店舗であったりも当たり前のようになる時代が来るのかもしれませんね。
すぐには思いつかないですが、自分もお店の運営にあたって、いろいろと考えていかないといけないような気がしますね。
冒頭の「営業はいらない」というタイトル。
一見、今世の中で活躍する営業マンへの脅しにも聞こえそうですが、
実は著者はそうは思っていないんですね。
コミュニケーション能力も高く、バイタリティーもある営業マンへのリスペクトが書かれていて、その力をちいさな市場で起業するべき的な提案をしているのがこの本の面白かったところです。