ダブル・ゴール・コーチング ジム・トンプソン 著
[ 投稿日時 ] 2022/10/7 11:01
[ カテゴリ ] 読書
今年、読んだ本のなかで、一番の良書です。タイトルにある「ゴール」これはまさしく「目標」の意味。スポーツにとっての「ゴール」は勝つことが全てなのか?勝つことを目標に掲げながらも、スポーツから得れるものはたくさんある。「楽しさ」「仲間」「思い出」「人格形成」それこそが本当のスポーツが持つもう1つの「ゴール」ではないか?それら2つの「ダブル・ゴール」をいかにして追求していくか?ジュニアのスポーツチームの監督・コーチ。
そして、子供がジュニアのスポーツチームに所属する保護者を対象に書かれた内容です。自分もジュニアではないですが、社会人のアメフトチームのコーチをした経験があり、そして、今はラグビースクールに通う子供の保護者でもあります。「子供が試合に終わった後の車での会話は?」「保護者がジュニアスポーツの監督とどのように関わっていくべきか?」とてもリアリティーがある内容が書かれていて、思わず「それそれ!!」と共感する内容もあれば、
「それ俺のことや・・」と子供への接し方については反省しなければならない内容も。。近視眼的にスポーツを見るのではなく、もっとスポーツという絵を大きい視野で見ていく必要があることを考えさせられる内容でした。
ぜひジュニアチームのみならず、スポーツチームの監督やコーチ。
そして保護者の方々にも読んでいただきたい本です。
きっと、今後のスポーツへの関わり方に変化が起きると思います。