「顧客消滅」時代のマーケティング 小阪裕司 著
[ 投稿日時 ] 2021/4/20 14:16
[ カテゴリ ] 読書
「顧客消滅時代のマーケティング」 小阪裕司 著
著者の小阪先生が主宰する「ワクワク系マーケティング実践会」の会員として、日々学ばせてもらってます。具体的には月に1度の情報誌が届き、その会報がとても秀逸なんです。会員企業さまの色々な事例が紹介されて、その内容について小阪先生やスタッフの方のコメントをするような体裁の情報誌です。まさしく、知のデータベースという感じで、何か自分が実践に移すときに参考にできるデーターベースが近くにあるといった感じでしょうか。前置きが長くなりましたが、今回のコチラの本はその日々の実践会の情報誌で紹介される内容のまとめのような内容になっています。特に、未だ収束の道筋が見えない「コロナウィルス」の危機を商売人がいかに乗り切っていくか?
という方法論にフォーカスした内容になっています。特に印象的な内容が、「不要不急」の言葉に代表されるように、「必要なもの」そして「不必要なもの」を考える機会を与えられましたが、その両者の間に「大切なもの」があるという考え方です。正直、「不要不急」が唱えられたときに、
僕のビジネス、つまりは「宝石のリフォーム・修理業」は「不要だな・・・」と言わばあきらめのような気持ちになったことを思い出します。でも結果として、このコロナ禍における1年間。右肩上がりとはいきませんが、この本の著書の言葉「顧客消滅」はなく、たくさんのご相談・ご依頼をいただくことでお店の運営を維持できています。この事実は少なからず自分の自信になっています。お客さまにとって「不要なこと」かもしれないけども、それ以上に「大切なこと」を当店が提供してこれたのかな~と思います。お客さまに出来上がったジュエリーを納品させていただいた後に、たくさんの方から喜びの声を聞かせていただいてます。どんな時代でも人は「心が豊か」になることを求めているのでしょうね。まだまだ不安なことも山積みですが、ご縁があって目の前にいるお客様の「心を豊かにする」そのような気持ちを日々忘れずに進んでいきたいと思います。