高校ラグビーは頭脳が9割 斉藤健仁 著
[ 投稿日時 ] 2019/12/21 15:42
[ カテゴリ ] 読書
タイトルに興味を覚え、amazonで購入。
速攻、読み終えました。
高校ラグビーは頭脳が9割。 斉藤健仁 著
良い意味でタイトルを見て予想していた内容とは
まったく違う内容でした。
どちらかといえば、
「高校ラグビーは指導者の情熱が9割」
そんなタイトルの方がいいんじゃないかと・・笑
正直、ラグビーの強豪高校と言われてもピンとこない自分がいます・・。
啓光、大工大?かろうじてそのぐらい。
でも今やその2校も名前が変わってるんですね・・。
また、この本で奈良の「御所実業」という強豪校が出てくるのですが、
僕は「ごしょじつぎょう」と思ってました(汗)
「ごせじつぎょう」なんですね。
僕のラグビーの知識はその程度です・・(汗)
そういや、少年ラグビーをしている息子がこの間、御所実業さんが
主催されてるスクールに行ってました。
そんな話もこの本には出てきます。
この本では、ラグビー強豪校の5人の指導者への取材を元にしたチーム作りのプロセスなどが描かれています。
著者のあとがきにもあるのですが、5人の監督に共通するのが、
「人間教育」に重きを置かれているところ。
やはり競技を問わず、「人格形成」こそがスポーツをする上で最も大切なことなんだな~と改めて気づかされます。
5人の指導者の方の話でとても心に刺さったのは、
東海大仰星の湯浅監督がいう、
ラグビーは「心・技・体」だけではなく、「知」と「和」も
必要なスポーツ
という件です。
僕も長くアメリカンフットボールに関わってきましたが、
アメフトにも全く同じことがいえると思います。
戦略や戦術への理解度と言う意味での「知」
そして、チームワークであったり、チームの為に犠牲になる精神という意味での「和」
先日、アメリカンフットボールの学生日本一になった関西学院ファイターズですが、客観的に見て
「心・技・体・知・和」
のバランスがとれているからこそ、あれだけの実績を残してきたのかな~
なんて思いました。
ラグビーの関係者だけでなくスポーツの指導者の方みなさまに
おススメの一冊です。