レンジャー隊 帰還式@福知山駐屯地
[ 投稿日時 ] 2017/11/30 09:37
[ カテゴリ ] たくさんの仲間
少し前のことですが、
貴重な体験をさせていただいたので、その時のことを記しておきたいと思います。
アメフトチームの仲間で、自衛隊に勤務する中村一馬くん。
今季は副将として、並々ならぬ決意を持ってシーズン当初からチームを
引っ張ってくれてました。
そんな彼から相談というか報告を持ち掛けられたのが夏頃のこと。
自衛隊の「レンジャー訓練」と言われる訓練に選抜されるかもしれないので、もしかしたら秋のシーズンを外れないといけないかも・・と。
チームの戦力にとっては大きな痛手でしたが、彼にとっての大きなチャンスでもあったので、チーム皆で快く送り出しました。
正直、「レンジャー訓練」って何ぞや・・。
とはわからないままに・・。
そして彼から、訓練の「帰還式」たるものがあるので、来てほしいとのご招待を頂き、キャプテンの和田君と一緒に福知山の駐屯地に行ってきました。
自衛隊の駐屯地に足を踏み入れたことはなく、また色々と話を聞いてると
「レンジャー訓練」とは、想像を絶する人間の限界をも思わせる過酷な訓練であると・・。
隊員たちの帰還を前にして、迷彩服を着た数百名の自衛隊員が出迎えるべく大きな敷地に待機。
事の凄さをヒシヒシと感じる。
そんな雰囲気でした。
定刻通りに3カ月ほどに及ぶレンジャー隊が爆竹の音の中帰還。
正直、びっくりしました・・。
顔に迷彩のペイントがされてるせいか、皆に表情はありません。。。
憔悴しきってるというのか・・。
そして、一馬がどこにいるのかさえも・・。
こんなことを言うと不謹慎かもしれませんが、時代がタイムスリップしたのではないかという不思議な感覚に陥りました。
山に籠り、さまざまな訓練を重ね、全て自給自足の生活で、不眠不休の日が続いた中で帰ってきてるようなことを聞きました。
ようやく彼の姿を見つけましたが、僕の知ってる一馬ではなかったです。
レンジャーの勲章を授かるときには、胸に来るものがありました。
このあと、彼と対面したときは、思わず抱きしめ、頭をさすりました。
「よくやったな!!!よくやったな!!」と。
なんか少し小さくなった一馬を抱擁すると、涙が出てきました。
セレモニーが終わると共に、各駐屯地の仲間が任務を終えた隊員に
駆け寄り労いの言葉をかけます。
感動的なシーンでした。
各駐屯地で設営されたテントにいざなわれ、そこには
温かいうどん、そしてパン、そしてケーキ。
まったく無縁な生活を送ってきたのでしょうね。
人の生気が蘇る。
まさしく、そんなシーンに立ち会うことができたように思います。
ようやく笑顔が見れて、僕の知ってる一馬に帰ってきた感じでした。
任務をやり切った安堵の表情ですね。
ホントに心の底からお疲れさまの言葉をかけてあげたいと思います。
でも、これはあくまでも訓練。
これからはレンジャーの称号を得て、さらなる訓練が待ち受けてるかと思います。
これからも一馬の活躍に期待しています!!
今までに味わったことのない経験をさせてもらいました。
そして一馬の人生にとっても大きな節目になるであろう、この「帰還式」に参加させていただいたことに感謝です。
ありがとう!!!
この帰還式にもう一つ、感動的な
インサイドストーリーがありました。
また追って。