赤ヘル1975 重松清 著
[ 投稿日時 ] 2016/9/17 10:45
[ カテゴリ ] 読書
涙腺が弱くなったものです・・・。
先日25年ぶりにリーグ優勝を果たした広島カープ。
そんなこともあり、ふと手に取ったのがこの本。
「赤ヘル1975」 重松清 著
「流星ワゴン」や「とんび」などはドラマになったことが
あるのでご存知かと思いますが、人情味あふれる小説を書く
著者。
舞台は1975年。
原爆の被爆地となって30年を迎える広島。
後遺症を患う市民、そして深い心の傷を負った市民の苦悩。
そして一方では、プロ野球の市民球団として創設された弱小球団の
「広島東洋カープ」
そのカープを愛してやまない広島市民の熱い思い。
3人の中学生達の心の動き、そして友情。
軽快なタッチを交えながら広島を描いた小説。
小説のクライマックス、お店の近くの喫茶店でコーヒーを飲みながら
読んでいたのですが、
ちょっと目頭が熱くなり、一目を避けるように読み終えました。
やっぱり平和でいることが一番。
そしてたくさんの友人がいることが一番。
おススメ本です!