離婚したら婚約指輪はどうする?リフォームor買取のご相談も
[ 投稿日時 ] 2020/7/22 14:07
[ カテゴリ ] 店長の独り言
「離婚したら婚約指輪はどうする?」
そのようなお客様から過去にリフォームや買取のご相談をいただいたことがあります。
僕自身は離婚の経験がないので・・。当事者の視点ではお伝えできないのですが、僕の視点で、そして過去の事例を用いながらアドバイスをさせていただきたいと思います。
また、「離婚」を前向きにとらえる方も多いかと思いますが、やはりデリケートなものですので、あくまでも個人の意見としてお汲み取りくださいませ。
1・ 離婚したら婚約指輪を返した方がいい?
返さなくてもいいと思います。逆に言えば、男性的には返されても困るのでは・・・。もし男性が返されたとすれば・・、ダイヤの行方は買取一択になると思います。
さすがに新たなお相手が見つかったとしても、前妻に一度、あげた婚約指輪をそのまま渡すのはお相手に失礼かと思います。
百歩譲ってもリフォーム(デザインを変えて)して差し上げることを進めたいと思います。
2・ 婚約指輪に罪はない・・
ご相談いただく方のほとんどが口をそろえて言われる言葉、それが
「婚約指輪(ダイヤモンド)に罪はないですよね」と・・。
まさしく同感だと思います。意外と当店にご相談に来られる方は気持ちの整理をつけられた方が多いのでしょうか?
とても離婚を前向きな一歩と捉えてリフォーム・買取のご相談などにこられる方が多いように思えます。
3・過去の事例から(婚約指輪の使い道のご参考に)
ご相談いただいた方の婚約指輪の行方をご紹介させていただきます。
「あっ、なるほど!!」と参考にしていただけるものも多いかと思います。
(事例1)
捨てようかな・・、買取ショップに持って行ったけど、少しもったいないな・・そう思われてご相談いただいた事例です。
離婚で不要になった指輪をペンダントに
(事例2)
ちょっと想像を超えた事例です。嫁姑関係と聞くと少しネガティブなイメージがありますが、一方で旦那との関係性以上に絆が深まることもあるようです。そんな離婚した旦那さんのお母様への感謝の気持ちが溢れる事例です。
離婚後の婚約指輪をリフォームして義母に感謝の意を込めてお返しを
(事例3)
やはり婚約指輪としてのカタチが残っていると否応なしに振り返ってしまう・・。そんな思い出と決別すべくリフォームをご決断された事例です。
離婚し、思い出と決別するためにダイヤの指輪をリフォーム
(事例4)
離婚される前に、しかもお相手とのペアの結婚指輪の買い取り相談も。
あっさりとしてご決断に女性のたくましさを感じました・・・。
離婚に伴って使わなくなったダイヤモンドの指輪をペンダントにリフォーム
(事例5)
離婚したご主人からもらったもの。家の整理してるときに出てきた25年間しまいこんでた1カラットのダイヤ。
お嬢さんに相談したら、あっさりと要らないと言われた物語がありました。
再婚をきっかけに前夫からもらった宝石をリフォーム
(事例6)
唯一、男性の方からご相談いただいたケースです。離婚した奥様から返されたそうです・・。成人を迎えたお嬢様にリフォームしてプレゼントされた事例です。
父から成人した娘に贈るダイヤモンドのネックレス
これらの事例に共通しているのは、皆様「ペンダント」へのリフォームをご希望になられていたこと。
やはり、アイテムの種類が変わることで、過去のイメージをすべて払拭させることができるのかもしれないですね。
4・最終手段は売却・買取
不思議なもので、売却してしまいたい・・。
そう考える方はあまり多くない現状があります。
やはり、冒頭の
「婚約指輪(ダイヤモンド)に罪はない・・」
だから有効利用できればとお考えになる方が多いのかもしれないですね。
当店ではダイヤモンドの売却・買取のご相談も承っています。
婚約指輪の査定は基本的には
ダイヤモンドの品質・グレードによる査定 + デザイン枠(地金の相場より算出)
で行います。
婚約指輪の鑑定書をお持ちの方はぜひご持参くださいませ。
(LINE・メールなどで鑑定書の画像をお送りいただければ概算のお見積りも可能です)
もし鑑定書がない場合は、査定が低くなりますので、当方指定の鑑定機関(中央宝石研究所)で鑑定書を取得させていただいた上で価格をご提示させていただくことをオススメしております。
5・まとめ
このお仕事をさせていただく中で、よく申し上げるのは宝石が持つ、
「物質的な価値」と「精神的な価値」
「大切な人からもらったものの心の価値を大切にしてくださいね!」
と常日頃からお伝えしている立場ですので、
さすがに離婚した時の婚約指輪のことについて、
「過去の思い出は忘れてくださいね・・」
なんて手のひら返しをしたことは言えないです・・・(汗)
大切なのは「未来へ向けて足を踏み出すこと」だと思いますので、
ぜひ皆さまにとっての「前向きな一歩」のお手伝いができれば幸いに思います。