「ジュエリーリフォームのこと」の投稿一覧

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ジュエリーリフォームのプロセス―お客様と共に創る特別な体験

[ 2023/6/17 14:42 ]

梅雨の合間の晴天。

さしづめ夏本番へのリハーサルという感じでしょうか・・。

こんにちは。店長です。

昨日、お越しいただいたお客様のご相談をご紹介いたします。



こちらお母様から譲り受けたジュエリーの数々。
すごい豪華絢爛ですね。

そして、これら以外にも間仕切りをしたプラスチックのケースに綺麗に整理されたジュエリーをたくさんお持ちいただきました。

何か自分が使えるようなジュエリーにリフォームしたい。

果たしてこれらの素材をいかにしてデザインをしていくか・・





お客様が女性誌をお持ちになられて、
「なんとなくですが、このような花柄のモチーフにリフォームできたらと・・」

何も素材がなく、似せて作ることは可能です。
(もちろん著作権の問題があるのでコピーはできませんが)

ですが、今回はお客様がお持ちの素材を使ってのリフォームになります。

ダイヤモンド・ルビー・サファイヤ・アクアマリン。
いろいろな素材を使ってどのようなデザインにするか?

いづれにしても既成のデザイン枠を使うセミオーダーでは対応できないので、手作りのオーダーメイドのご提案になりそうです。

ただ、まだまだ自分の力不足で、その場で何かデザインをイメージしてお客様にご提示できるスキルを持ち合わせていません・・。

その旨、正直にお話をして、該当品をお預かりして、後日、ご提案させていただくことになりました。

当店の提携してるジュエリーデザイナーさんにお客様のご希望を伝え、ラフデザインを作ってもらう流れになります。

こちらの商談の経過はまた追ってご紹介させていただきますね。

こちらのお客様。

実は4・5年ほど前から当店のことを知ってもらい、ずっと気になっておられたそうです。

ホームページを見て、共感していただき、いつかこのお店にお願いすることができればとずっと胸に秘めていただいていたそうです。

そんな話をお聞きして、泣きそうになりました(笑)

喜んでいただけるように全力で対応させていただきます。






 

2023.5 ダイジェスト動画

[ 2023/6/7 14:56 ]

こんにちは。店長です。

今月も無事にダイジェスト動画が完成しました!!

自己満足的な部分もありますが、この動画の編集が終わるとほっとしますね(笑)

撮影から編集、そして各種SNSへの投稿にはそこそこの時間がかかるので、それを終えた時の充足感は大きいです。

多くの方に見てもらえたらとてもうれしいですが、自分の仕事の痕跡として動画を残しておくのもいいなあ~って最近感じています。

ふと、思いましたが、今話題の「Chat GPT」

いろいろな仕事がAIに取って代わられる。

そして、文章も誰が執筆したのかを判別するのかが難しくなる時代で、
自分の顔を出して、話をするというの方法が最もオープンであり、「人となり」を出すことができる手段のような気がします。

仕事をAIに補完してもらうことがあっても、自分の個性だけは大切にしていきたいですね。

2023.2 ダイジェスト動画

[ 2023/3/8 15:13 ]

こんにちは!!

初夏を思わせるほどの気持ち良い天気です♪

今日は先月2023・2月度のリフォーム事例のダイジェスト動画をご案内させていただきます。

思い起こせば、お店を始めたのが2011の12月。
早いもので、10年以上の年月が経ちます。

当時は、「地域密着」を掲げてお店をスタートさせました。

今もそのコンセプトに変わりはないのですが、時代の流れか、
年々、ご遠方から配送でご依頼を頂く方が増えてきています。

お店を始めたころには考えることができなかった展開です。
ありがたいことです。

やはり、ご遠方から来店が難しく配送でご依頼いただく方に少しでも安心感を与えることが出来ればと思って始めたのがこの動画。

人前に出るのは少し恥ずかしいのですが・・

でも人となりを分かってもらうことが安心感に繋がるのであればやらない理由はないなと・・

これも継続は力なりで。

「Youtube見ました!!」
とご連絡を頂く方もおられます。

少しプライベートな話も織り交ぜながら発信をしています。

良かったらどうぞご覧になってください。
 

セミオーダーの既成のデザイン枠について

[ 2022/2/24 13:51 ]

ジュエリーリフォームの方法は

・ フルオーダー
・ セミオーダー

の2つの方法に分類されます。

後者のセミオーダーは、既成枠(その名の通りすでに出来上がっている枠)にお客様がお持ちの宝石を乗せてお作りするリフォームになります。

その既成のデザイン枠についてご説明をしていきたいと思います。



こちらが既成のデザイン枠。
石などが留められていない地金だけの状態です。

当店では、指輪、ネックレスなどを含めると、300種類以上のデザインがあります。

では、
「その中から好みのデザインを自由に選べるのか?」

実はそうではないんですね。

お客さまのお持ちの宝石のサイズによって、対応ができる枠、そして対応ができない枠があります。

1・ ダイヤモンドの既成枠について


こちら当店でも人気のダイヤモンド用のデザイン枠になります。

このデザインについては、
・ 0.3ct用
・ 0.5ct用
・ 0.7ct用
・ 1.0ct用
・ 1.5ct用
・ 2.0ct用
・ 3.0ct用

と石のサイズによってお使いする枠が揃えられています。
このデザインはとても人気があるので、色々なサイズに対応できるようになっています。

一方で、


少し個性的なこちらのデザイン。

このデザインについては、

・ 0.2ct用
・ 0.3ct用
・ 0.5ct用

と3つのサイズのご用意になります。

傾向として、少し個性のあるデザインについては対応枠が少なくなっています。

さて、ここで素朴な質問
「0.4ctだったり0.6ctの石とかはリフォームできないの??」

いえ、そんなことはありません。
「0.3ct用」とありますが、0.3ctジャストではないといけない。ということっはありません。

0.3ct用だったら、0.2~0.4ctの間の石などある程度、融通を聞かせて留めることができます。

よくあるパターンとしては、
0.4ctのダイヤをリフォームする際に、0.3ct用と0.5ct用の枠のどちらを使うか?という事例。

ご存じの方も多いかと思いますが、
ct(カラット)は重さの単位になります。

1ct=0.2gになります。

つまりは、同じ1カラットでも、見た目の場面が大きい1ctの石もあれば、
見た目は少し小さいけども少し深さのある1ctの石もあるわけですね。

となると、先の0.4ctのダイヤを0.3ct用の枠か0.5ct用の枠のどちらかを使うと言えば、実際に枠に乗せてみてバランスの良い方を使うという流れになります。

一部例外的に、お持ちのダイヤモンドが0.7ct。
希望しているデザイン枠が0.5ctのものしかない・・・。

ご希望されてるデザインにもよりけりですが、場合によってはダイヤが留まる部分の台座を少し改作してお作りできる可能性もありますので、ご相談いただければと思います。

2. ハーフエタニティーのような複数石の利用の既成枠について


人気のハーフエタニティーの指輪。
このようなダイヤを複数石使うデザインについても既成のデザイン枠があります。

例えばこちらの画像のデザインでしたら、

・ メレダイヤが17pcでトータルで0.221ct(1pcが0.013ct)
・ メレダイヤが15pcでトータルが0.33ct(1pcが0.022ct)
・ メレダイヤが13pcでトータルが0.45ct(1pcが0.035ct)

のようにダイヤの数と1pcあたりの大きさが決まってます。

このへんもおおよそのサイズで一つの目安になっています。
多少前後しても十分にこの既成枠が使えるかと思います。

一方で、お持ちのダイヤが規格と合わない場合はフルオーダーで同様の
デザインでお作りする形になります(コストは当然あがってしまうのですが・・)

3. カラーストーンの既成枠について

ルビー・サファイヤ・エメラルドなどに代表される色石。
こちらも既成のデザイン枠が用意されています。

ただ、こちらについてはダイヤモンドよりも難解です・・。

ダイヤモンドについてはある程度カットが定まってくるので、
石の重さ(〇〇カラット)が決まれば、必然的に石の直径サイズなどが決まってきます。

一方で、色石の場合は、石の重さ(〇〇カラット)ではサイズが決まらないので、石のタテのサイズ(〇〇mm)と横のサイズ(〇〇mm)によってデザイン枠の利用の可否が決まってきます。

例えば、タテ8㎜ 横6㎜のルビーがあるとします。

業界の公式として
(タテサイズ〇mm+ヨコサイズ〇mm)x10
というものがあり、

これにあてはめてみると、この石は140サイズの石と呼びます。


例えばこのデザインについては
・ 100サイズ ・120サイズ ・140サイズ ・ 160サイズ
・ 180サイズ ・200サイズ ・220サイズ ・ 240サイズ
・ 250サイズ ・260サイズ ・280サイズ ・ 300サイズ
・ 320サイズ
が対応可能なデザインとなっています。

シンプルで人気のあるデザインなので多くのサイズに対応しているデザインとなっています。

先のルビーに関して言えば140サイズなのでこのリフォーム枠を使うことが可能ということになります。

ダイヤモンドの枠の時と同様に、中途半端なサイズの石の場合は前後の対応枠に実際に乗せて、どちらの枠を使うかをチョイスいたします。

※ カラーストーンにはたまにとても厚み(深さ)のある石があります。
  極端に厚みがある石は既成枠で対応できないこともありますので注意が
  必要です。

4. パール(真珠)の既成枠について


パールも考え方としては同様です。

先のダイヤモンドはカラット数で、カラーストーンはタテヨコのサイズで枠の対応が決まりました。

パールについては珠の直径サイズ(〇〇mm)によって、使える既成枠がきまってきます。

ご紹介した上のデザインは
・ 9㎜珠 ・10㎜珠 ・11㎜珠 ・12mm
珠に対応してる既成枠になります。

5. 最後に

既成枠を使う際のルールについて説明をしてきましたが、ペンダントの枠についても指輪と同様の考え方になります。

また上に挙げたデザインはメインの石の横にメレダイヤが留まっています。

このメレダイヤについても使用可能なサイズが決まってきます。

リフォームする際にメインの石だけではなく、周りにつかうメレダイヤの規格にあったものをお客様がお持ちであれば使えますし、もしなければ、お店の側が新規にメレダイヤを調達してお作りすることになります。

なかなかメレダイヤのサイズまでがズバリ一致するケースは少ないのですが、もし使えるダイヤがあればリフォーム代金も抑えることができますので、ぜひご相談してみてください。

メールやLINEで当店にご相談いただく場合には、可能であれば、お持ちの宝石のサイズを測っていただければ、ご提案がスムーズになるかと思います。









 

結婚にまつわるジュエリーリフォームの動向

[ 2022/2/22 15:18 ]

ジュエリーリフォームをするタイミング。

圧倒的に多いと感じるのが、ご自身のお身内の「結婚」されるタイミング。
(ご本人の結婚を含む)

・ 息子の結婚が決まった!!結婚式・顔合わせの時に使えるようにしたい。

・ お嫁さんの婚約指輪に自分のダイヤを使って欲しい

・ お母さんが譲ってくれた立て爪ダイヤを自分の婚約指輪にリフォームしたい。

いづれも「結婚」のタイミングでジュエリーをリフォームしようと思われるケースですね。

実はコロナ禍で、結婚される方も少なくなったかもしれませんが、披露宴などのお披露目をされない方が少なかったのでしょうね・・。

お客様の声に耳を傾けても、「結婚」というキーワードを聞かない時期が長く続きました。

ただ、ここ最近、この「結婚」にまつわるジュエリーリフォームのご依頼が立て続けにありました。

個人的な推測になりますが、コロナの感染者数は減ってはいませんが、
「Withコロナ」の生活様式に少しづつ変わりつつあるのかなと・・。

結婚をお考えのカップルさん、そしてご家族にとってはとても気苦労の多いこのコロナ禍ではありますが、皆様が笑顔になるような場面を大切にしてほしいと思います。

僕も今のお仕事をさせて頂く中で、お客さまの「結婚」のタイミングに思い出のあるジュエリーをリフォームするというお手伝いをさせていただくことをとても光栄に思っています!!

本当の意味での「日常」が戻ることを願うばかりですが、少しづつ世の中が快方に向かいつつあるのではと感じるここ数日です。



この記事を書こうと思い立った事例です。

結婚顔合わせの席で身に着けるダイヤモンドの指輪をリフォームで制作


他にもいくつか「結婚」にまつわるジュエリーリフォーム事例を
ご紹介させていただきます。



ご子息の結婚式に身に着けれるようにダイヤモンドの指輪をリフォーム



ご親戚の結婚式に身に着けれるようにダイヤモンドの指輪をリフォーム



息子のハワイでの結婚式で身に着けるためにダイヤの指輪をリフォーム



「箪笥の肥やし」になった指輪を息子の結婚式を機にリフォーム



お嬢さまの晴れ舞台のために立て爪の指輪をリフォーム

こうやって振り返ってみるとほんと多いですね。
これからも沢山の方の素敵なストーリーに携わらせていただきたいものです。


 
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