ストーリーとしての競争戦略
[ 投稿日時 ] 2015/10/29 14:43
[ カテゴリ ] 読書
ブックオフで何気に手にとったこの本。
「ストーリーとしての競争戦略」
タイトルや、本の分厚さから、
ちょっと自分には難しすぎる本かな・・
なんて思ったけど、読んでみるととても秀逸な内容でした。
うまくいってる会社の戦略。
1つ1つの打ち手(構成要素)が大きなコンセプトに沿って、
上手に組み立てられている。
長期的な利益を得るための「ストーリー」ができあがってるんですね。
色々な会社の事例を題材にかかれてて、
「なるほど~、そういうことかあ」って事例も多かったですね。
自分のお店に置き換えながら読み進めると、参考になって
いいかもしれませんね。
うちのお店の大きなコンセプトは
「相談できる宝石屋」
そのコンセプトに沿って、どんなストーリーを作ることができるか?
それがワクワクできるストーリーであればあるほど、
お客さま、そしてパートナーを巻き込んでいけるのかな。
もしかしたら、フットボールを含めたスポーツにおいても
「ストーリー」って大切かもしれないですね。
試合に勝つこと。
その試合に勝つために、ストーリーを組み立てるわけです。
もちろん、未来は予想できないので、常にストーリーに変化を強いられることも多いと思います。
そのようなシナリオを色々と考えてみる。
そしてチーム全員で共有する。
そうすればストーリーを完遂するために、今自分が何をすべきかということが明確になりモチベーションがあがる。
物事の流れを高いところから俯瞰してみること、
そして、個別の取り組みに集中して、その取り組みが大きなストーリーの中でどのような役割を果たすのかを理解する。
なかなか面白い本でした。
経営者の方には超おススメの一冊です。