破天荒フェニックス 田中修治 著
[ 投稿日時 ] 2019/4/17 12:29
[ カテゴリ ] 読書
破天荒フェニックス 田中修治 著
Amazonレビューで例えるなら、
間違いなく「5ツ星」の評価です。
感情移入しながらあっという間に読み終えました。
債務超過に陥った、いわば沈没船に近い会社を再建させた物語。
会社の規模やレベルでは雲泥の差がありますが、僕も今のお店を立ち上げた経験があるので、その時の思い出がこの本を読んでフラッシュバックされました。
不安と楽しみ。
ほとんどが不安。
初めてお客様が来た時の興奮と感動。
今でも忘れもしない喜びの瞬間です。
この本で書かれてる臨場感が自分事のように思えて、ワクワクとハラハラが入り混じった感情で読むことができました。
「倒れる時は前のめりに」
そんな姿勢でどんどん会社を大きくしていく様子が描かれています。
実は僕には会社の規模拡大志向がないので、マネをしようとは全く思わないし、そこまでの資質を持ち合わせていません。
でも、この本で書かれてることから経営の本質のようなものが伝わってきたような気がします。
〇 あきらめずに動く行動力
どんな窮地に立たされても、立ち止まらずに進む行動力。
動きを止めてしまうことが経営における最大の「リスク」
〇 人との出会い
仲間はもちろんのこと、取引先、ステークホルダー。
この物語において出てくる登場人物の一人がかけていたら、もしかしたら
再建は果たしていないかもしれません。
人との出会いは大切です。
これらについては、会社の大きい小さいは関係なく、
もっとも大切な本質であると思います。
会社には色々なストーリー(物語)があります。
色々な会社のストーリーを読書であったり、直接話を聞いたりして、
自分の引出しにしまっておきたいと思います。
これから自分自身が会社を経営していく中で、行き詰ったり、悩んだりしたときの支えになってくれるような気がします。
この著者のような波乱万丈、荒波の物語はノーサンキューですが、
平凡かもしれないけど、自分が主役の物語を地道に作りあげていきたいと思います。
今の仕事に物足りない。
そんな経営者さんがいたらぜひ読んでください。
すぐにでも海外に行きたくなる自分に気づくかもしれないです(笑)
ビジネスはともかく、シンガポール、台湾に一度行ってみたいなあ~って思いました。