「上杉 鷹山 」 童門 冬二 著
[ 投稿日時 ] 2018/11/7 08:37
[ カテゴリ ] 読書
推理小説、ノンフィクション、または筋トレ本に至るまで(笑)
いろんなジャンルの本を読みますが、今日は僕が尊敬する歴史上の偉人を描いた本をご紹介します。
上杉 鷹山(ようざん)
皆さま、ご存じでしょうか?恐らく上杉謙信などの名前が有名でこの鷹山の名前を知ってる方は多くはないかと思います。
時は江戸時代。日本一貧乏な藩とも言われた米沢藩を立て直すべく立ち上がった藩主、上杉鷹山。
「藩民を大切にして藩を立て直す」
その目標に向けてのブレない信念。そして過程を大切にしながら改革に邁進する姿が描かれています。
中でも印象的なのが、自分の力量を正確に推量し、足りない部分をオープンにして、藩士に協力を求めるシーン。その素直さが人を惹きつけるのでしょう。
思うようにいかないことも多々ある中で折れそうになる心を奮い立たせて、人を巻き込み小さな渦を大きな渦に代えていく。そしていつしか藩民からも絶大な支持を得るようになります。
人への思いやりと愛情を持ったこの鷹山の生き方は学ぶことがたくさんあり、自分もそうでありたいなあと強く思わせてくれます。