失敗から学ぶことの大切さ
[ 投稿日時 ] 2020/9/15 13:53
[ カテゴリ ] ジュエリーリフォームのこと
当方の想定不足でお客様にご心配をおかけしてしまいました。
予期せぬこと(トラブル)が起こったときにはいかに冷静にリカバリー(対応)、最善策を講じることができるが大切だと思っています。
そのような事例をご紹介させていただきたいと思います。
こちらサファイヤのペンダントを繊細なデザインの指輪、もしくは
ペンダントにリフォームしたいとのご相談でした。
「繊細」というテーマ・ご希望があったので、店頭のサンプルなどを
参考にしながら、こちらのデザインをお作りさせていただきました。
まさしくお客様のご希望に叶ったもので、とても喜んでいただいけたのですが・・・。
納品後の晩だったでしょうか・・。
こちらの画像がお客様から届きました。
石の台座部分と腕の部分が外れてしまってます・・。
速やかに対応させていただく旨をお伝えし、お作りさせていただいた職人と対応策をすぐに考えました。
腕の上に台座が乗っかっているイメージでお作りしましたが、
接点が弱かったのでしょうね・・。
こちらのように改善いたしました。
ちょっとした作りの違いで強度だったり、安定感が変わってきます。
今回は「華奢」なイメージをご希望に応えるべくお作りした結果が
安定感を欠くデザインとなってしまいました・・。
お客様にはご心配をおかけし申し訳ありませんでした。
ただ改善した指輪をお客様にお渡ししたところ、とても喜んでいただけたので救われる気持ちでもあります。
これでまた一つお店の「経験」が増えました。
その経験・ノウハウがまた将来のお客様へのご提案につながっていきます。
まだまだお店として完璧には程遠いのですが、誠実に丁寧にお客様の大切なジュエリー作りに励んでいきたいと思います。