独走 堂場瞬一 著
[ 2017/1/12 10:48 ]
今年一発目の読書レビューです。
「独走」 堂場瞬一 著
この著者のスポーツフィクションが結構好きで、
手に取ったのがこの新刊。
将来を有望された長距離ランナー。
オリンピックで金メダルをとることが至上命令とされ、
国から全面的なバックアップを受ける中で抱く心の葛藤。
「一体、自分は何のために走っているのか?」
そのランナーを取り巻く、人間模様を描いた小説。
2020年の東京オリンピックへの提言もこの小説には込められているのかな?
綺羅星のごとく光るダイヤモンドの原石をいかに、オリンピックという
夢舞台に向けていかに磨いていくか。
アスリートの立場から、そして国の立場から色々と考えていく
必要があるでしょうね。
面白い本でした。
今年もできるだけジャンル問わず、多くの書物に触れていきたいな
って思います。
またゆるくレビューしていきますので、今年もお付き合いくださいませ。