「読書」の投稿一覧

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樅ノ木は残った 山本周五郎 著

[ 2019/9/13 14:32 ]

久々の歴史小説です。



山本周五郎ファンの知人の影響を受けて。

樅ノ木は残った 山本周五郎 著

(上)(中)(下)巻の大作です。

正直、歴史小説に慣れていないせいか、どうしても時代背景であったり、
人間の相関図的なことがイメージできずに、だらだらと読みがちです。

そんな点と点が、読み進めてるうちに線になってくる。

この感覚が歴史小説特有の面白さかもしれないですね。

この本に至っては恥ずかしながら、(上)(中)巻ぐらいは、ほとんど理解ができなかったように思えます。

(下)巻になってようやくつながりが見えてきてあっという間に読了。
という感じですね。

仙台といえば、「独眼竜」でも有名な伊達政宗。
そのぐらいの知識しかなかったのですが・・・。

その仙台藩の騒動に立ち向かう、原田甲斐という一人の男にフォーカスをした内容です。

悪いことには悪いと声を上げて立ち向かう勇気も必要ですが、時にはグッとこらえて時期を待つ。

そして、世の中の安泰の為に自分の命まで差し出す心意気。

人の生き方について考えさせられる内容でした。

ラグビー知的観戦のすすめ 廣瀬俊朗 著

[ 2019/9/11 12:34 ]

いよいよ今月20日からラグビーワールドカップが日本で開催。

オリンピック、そしてサッカーワールドカップと並ぶ世界のスポーツイベントとして称されるラグビーワールドカップ。

それが日本で開催されるのですからこれはすごいことです。

大会スローガンにも
「4年に一度じゃない、一生に一度だ!」とあります。

まさしくその通りですよね。

野球やサッカーに比べて日本では知名度は劣りますが、
大会開催に向けて色々なところで活動がされています。

その活動の中心にいるのが、廣瀬俊朗さん。

なんと、北野高校から慶応大学、そして東芝。
日本代表も含め全カテゴリーで主将を務められた生粋のリーダーです。

そして隣町の吹田ラグビースクールの出身だそうです。

その廣瀬さん。

ドラマ「ノーサイドゲーム」でも浜畑譲役を演じて話題になっています。

ドラマはもちろんですが、その他大会のアンバサダーとして色々な取り組みをされてラグビーの普及活動をされています。

その廣瀬さんの著書が大会前にリリースされました。



ラグビーのことはまったくわからない。

そんな方にもわかりやすく説明がされているのでぜひ一度、
ワールドカップ前にお読みいただければ幸いです。

僕も少しづつですがラグビーのことをわかってきました。

アメフトとは似たようで違う点も多いです。

ただ共通すべきことは、メンバーが各々の役割を果たすことがチームの勝利をもたらす。

「One for All , All for One」の精神ですね。

そして、僕が個人的に興味があるのが、この廣瀬さんが中心となって
普及活動を行っている。

「スクラムユニゾン」活動。

ワールドカップに出場する国の国歌を、その国の言葉でみんなで歌おう!

そんな活動です。
一体、どんなスタジアムがどんな雰囲気になるのだろう?

そのような視点も含めて、ワールドカップを楽しみたいと思います。


 

北風 ~早稲田大学ラグビー部~

[ 2019/7/19 14:56 ]



「北風 ~ 早稲田大学ラグビー部~」 藤島 大 著

近年は帝京大学の9連覇など、学生ラグビー界の勢力図も変わりつつありますが、やはりラグビーといえば「早稲田」。

そんなイメージが未だに自分の中にはあります。

この本はその早稲田大学のラグビー部を描いた小説。

体育会の泥臭さが臨場感を帯びて伝わってくると同時に、

ラグビーとアメフト。そして日本一を目指す集団、かたや一部リーグになんとか食らいつくにとどまる集団。

競技とステージは違えど、自分の学生時代での思い出がよみがえってきました。

もう20年以上も昔の話。振り返ってみると、

「よく、あんなことをやってたなあ・・」と思う自分もいれば、

「もうちょっと頑張れたんちゃう」なんて思う自分もいたりします。

一体、何のためにクラブやってるんだろう?

当時、そんな風に、我に返ることがあれば体育会のクラブを続けることはできなかった。

ただただ、やり遂げる「達成感」を得るがために、目の前の一日一日を過ごすことに一生懸命だったように思えます。

不思議なもので、辛かった思い出も、楽しかった思い出も、悔しかった思い出も、嬉しかった思い出も、全て今となっては「美しい思い出」
だと今でも言い切れます。

ラグビーの世界では、基礎体力・筋力を身につける
「カメ」という練習方法があるそうです。

四つん這いになってハイハイして歩く練習。

早稲田の東伏見のグランドでのラグビー部員の「カメ」の様子が
描かれています。

その箇所を読んだとき、自分たちの通称「3グラ」での「4ポイントウオーク」がフラッシュバックされました。

「4ポイントウオーク」は名称は違えど「カメ」と同じような練習です。

「もう、アカン・・」って何度思ったことか・・。

ぜひ、それぞれにとっての「あの頃」を思い出したい方は、読んでいただきたい一冊です。









 

サイバーメトリクスの落とし穴

[ 2019/6/29 13:30 ]



野球ファン。中でも結構マニアックに野球が好きな方には超おススメの一冊です。

サイバーメトリクスの落とし穴  お股ニキ 著

「お股ニキ」??
誰やねん!!!

きっとそう思われる方も多いのではないでしょうか?

ネット上で人気を博す野球評論家のアカウント名です。

野球評論家といっても素人に近い方です。

Twitter上でのつぶやきが、あのメジャーリーグで活躍するダルビッシュ投手の目に留まり、そして拡散。

今ではプロ野球選手がアドバイスを求めたりすることもあるとか?

内容はかなりマニアックです。

僕自身、スポーツの種類問わず、戦略・戦術的なことにとても興味があります。長くアメリカンフットボールを続け虜になったのも、アメフトが持つ「戦略性・戦術性」に魅せられたからかもしれません。

この本を読むと、野球の「戦略性」が事細かに書かれていて、野球を観る視点が少し変わるかもしれないです。

例えば、
「2番バッターってなんか器用なバントが上手い選手」

そんな先入観ってありませんか?

でも、ここ最近では「2番打者最強説」がメジャーでトレンドになってきたりもしています。巨人の坂本選手が2番を務めてるのもこの流れですね。

その「2番打者最強説」の考えが書かれています。
なるほどです。

ほかにも、日本ハムの栗山監督が試みる、
「オープナー」制度。

これは試合の初回に本来、抑えである投手を先発起用。そして
2回以降を本来の先発投手が引き継ぐ戦略。

これについての考え。

他にも打順のコト、配給のコト、打率、出塁率。
いろいろな視点で野球を捉えています。

繰り返しなりますが、”マニアな”野球ファンにはおススメの一冊です。

僕もにわかな野球ファンから一歩前進したような気がします(笑)

さて、今日から我が?タイガースも後半戦。
いつまで楽しませてくれるかな?

そんな気持ちで応援していきたいと思います。

止めたバットでツーベース

[ 2019/5/29 15:54 ]



アメフト。そして最近では息子のラグビー。
そっち系のイメージが強いかと思う僕ですが、

実は少年野球出身。(うまくはなかった・・)

そして、今も一応タイガースファンとして、プロ野球の結果のチェックは
欠かしません。

今年も終わりか・・。
と簡単に心が折れてしまう程度のファンではありますが・・・。

なんと、ルーキー近本くんの活躍もあって、3位。
今日ジャイアンツに勝てば、なんと2位浮上!!!

そんなこともあってしばらくはプロ野球の結果が気になる日が続きそうです。

前置き長くなりましたが・・

「止めたバットでツーベース」 村瀬 秀信 著

野球ライターでもある著者が描いた短編集。
中にはあの雑誌「Number」のWEB版で連載されていた短編も。

16つの短編集。

野球に命を懸けるファン、個性的な選手などのインサイドストーリー。

16の短編集の中で、特に面白かったもののタイトルを下記に

・ ヤクルト芸術家
・ カープのセカイ
・ 小さな村の甲子園、再び
・ 亜細亜ボールの謎を追え
・ 薩摩のチェスト
・ 町屋の誠也
・ さらば、ドカベン!
・ PLチャーハン
・ 止めたバットでツーベース

恐らく、野球通の方でしたら、なんとなく誰の事が描かれてるかが
わかるかもしれませんね。

気軽に読み進めることができるのでぜひ読んでみてください!!
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